あじさいが色づき始め、梅雨の気配を感じる6月初旬、
株式会社サティスファクトリーの環境教育プログラムeduCycleは、海外学生向けにワークショップを開催しました。
ワークショップに参加したのは、香港バプティスト大学(以下HKBU)のHKBU Sustainabilityチームの学生17名と教員3名。
香港有数の名門校であるHKBUは、サステナビリティを重視していることで世界的に有名です。
キャンパス内には、ゴミを減らすため、環境に優しい空間をつくるために様々な工夫がされています。
サステナビリティに非常に関心があり、学生主導のキャンペーンなども開催しているHKBUの学生たち。
彼らが取り組んだワークショップ課題は、「ビジネスの視点を取り入れたeduCycleの活用方法」。
事業担当者がeduCycleの仕組みや現状を簡単に説明したあと、学生たちはブレインストーミングをはじめました。
ワークショップ会場には、実際にeduCycleで使用されている素材や、
アップサイクルされて生まれ変わったモノが用意されています。
特に学生たちから反響が大きかったのは、天ぷらの廃油からできたキャンドルです。
学生たちは、実際にカーテンサンプルの布地やリボン、色見本の紙など、
通常ではごみとなり、処分されてしまう素材を手に取りながら、
これらをどう活かしていけるのか、考えを練ります。
会社のスタッフや先生方に質問や相談をしたりして、皆一生懸命に課題に取り組む姿がとても印象的でした。
約80分間グループで考えたあと、編み出したアイデアを模造紙にまとめ、発表しました。
各グループの発表には、斬新で、ビジネスの観点でもサスティナブルにeduCycleを活用できるアイデアが満載でした。
(発表の詳しい内容は【Vol.2】にて!)
学生たちは、堂々と自分たちのアイデアを発表しており、非常にクオリティの高いプレゼンテーションばかりでした。
発表後には、社員や先生方、そして学生の中からたくさんの質問やフィードバックを受けることで、
今後もさらにアイディアをブラッシュアップしていくことができそうでした。
プレゼンテーションが終わり、学生たちも少しリラックスした表情になりました。
そこで、今回ワークショップに参加してくれたお礼と記念として、
eduCycleの特製ノートと八丁堀の老舗和菓子屋さんのいちご大福をプレゼント。
学生たちは、この日いちばんの明るい笑顔を見せてくれました。
HKBUのみなさんからは、アップサイクルされたコーヒーかすで作られた石鹸をプレゼントしていただきました。
学校でこのような製品を作っているなんて、さすがですね。
これからもお互いに良い刺激を与えられる、強いエンゲージメントを結び、今回のワークショップは終了しました。
最初は緊張で堅い印象だった学生たちですが、
ディスカッションや交流を通じて、だんだんと柔らかい雰囲気になっていきました。
学生たちにとっても企業側にとっても互いに学びが多い、とても充実した場だったのではないでしょうか。
eduCycleとして海外学生とワークショップを開催するのは初めての取り組みだったそうですが、
今後もビジネスが拡大していく可能性のある素晴らしい機会になったのではないかと思います。
学生たちのプレゼンテーションの詳細は、次回の記事【Vol.2】をご覧ください!
(ライター: Risa Wakana)