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2020.07.15

処理に困る廃棄物をワンストップで回収×買取×モニタリング「KIZUNA」サービス開始

― 混合廃棄物・蛍光灯・汚泥・廃プラ・木製パレットの再資源化と効率可視化

 

 事業者向け環境マネジメントサービス(廃棄物管理、環境コンサルティング等)を提供する株式会社サティスファクトリー(本社:東京都中央区、代表取締役会長:小松武司)及びグループ企業(以下「サティスファクトリーグループ」)は、ワンストップで廃棄物の回収・買取・モニタリングを行う「KIZUNA」サービス(以下「本サービス」)を排出事業者向けに開始しました。全国に3,500社を超えるパートナー企業と培った廃棄物の物流網を活かし、再資源化の課題である回収の効率化を実現しました。対象品目は、混合廃棄物・蛍光灯・汚泥・廃プラスチック・木製パレットといった処理に困る事業系廃棄物です。本サービスでは、サティスファクトリーグループのコア・コンピタンスである「環境マネジメント×還元力」をリサイクルポリシーとして、資源循環を推進する自社ブランド「ETHICAL PRODUCTS」を拡大します

 

 

■ 「KIZUNA」サービス開発の背景

 日本では、ペットボトルを中心とした使用済みプラスチックのケミカルリサイクルなど、大手企業主導による多くの資源循環プロジェクトが開始され、廃棄物の再資源化に大きな期待が寄せられています。また、日本の廃棄物業界には世界に誇る技術力、還元力、処理能力を有する素晴らしい専門会社が多くあります。しかし、専門会社では経営資源の効率化から特定の大口顧客に限定するケースが多く、単独では事業拡大しづらいのが現実です。一方で排出事業者においても、分別インフラの変更や専門会社毎の分離発注負担、日進月歩となるリサイクルテクノロジーの情報不足など、多くの課題を抱えています。

 そこでサティスファクトリーグループは、独自のリサイクルポリシーのもと廃棄物の分別・回収・物流から還元後のリサイクル製品販売に至るすべてのプロセスに関与します。このワンストップサービスにより、分散していたフットプリントを一元管理で最適化、さらに再資源化率を明確に可視化します。環境マネジメントサービス「KIZUNA」は、足元からサーキュラーエコノミーを実現するために開発した資源循環プロジェクトです。

 

■ 「KIZUNA」サービス概要

名称: KIZUNA
内容: 廃棄物の回収・買取および再資源化率のモニタリング
対象: 対象品目の廃棄物排出事業者
品目: ① 混合廃棄物(廃プラ、木屑、金属、紙くず、ガラス陶磁器くずなど)
    ② 蛍光灯
    ③ 汚泥(食品廃棄物、化粧品)
    ④ 廃プラスチック
    ⑤ 木製パレット(木くず)
時期: 2020年7月15日(水)提供開始

 

■ 対象品目におけるリサイクル市場の現況と「KIZUNA」によるソリューション

①混合廃棄物(廃プラ、木屑、金属、紙くず、ガラス陶磁器くずなど)
[現況]
・ 処理場の選別能力向上により混合廃棄物からマテリアル、RPF原料として分けられ 、 埋め立て比率は減少。
・ 雑多に出された粗大ごみの体積は非常にわかりづら い。
・委託契約品目外 の 混入に代表される混入忌避品の取扱い が課題。 (電池、ライター、アスベスト など)
[KIZUNA]
・混入忌避品の分別や排出方法を見直し、効率化を図ることで排出量の可視化を図る 。

②蛍光灯
[現況]
・2017年の廃棄物処理法 改正により、水銀使用製品 は 産業廃棄物として処理することが義務付け られた 。
・適正処理できる中間処理業者が限られるため、遠方への運搬が必要とな った。
・ 割らずに保管 および 回収 するため に 手間がかかり、 コスト増傾向 。
[KIZUNA]
・少量事業所でのルート構築 で小口回収の実現を図 る。

③汚泥(食品廃棄物、化粧品)
[現況]
・過去 10年以上 、 焼却処理が中心 。 一部メタンガス化により発電燃料 に 利用 される 。
・一流 の 廃棄物処分会社が高い技術を有し 、 一気通貫によるサービスを展開 。
[KIZUNA]
・焼却処理場にてサーマルリカバリー 。(焼却熱の回収とエネルギー再利用)
・回収時に 缶詰やガラス瓶に入ったもの を 手作業にて開封 。プラ容器に移し替え て 収集運搬と共に効率化を図る 。

④廃プラスチック
[現況]
・中国 の輸入規制 まで は 、 旺盛な買付需要で高値取引 。
・昨今政治、景気、コロナ問題等により輸出は全面的に停滞中。
・産廃処理費用の急速な高騰、マテリアルリサイクル率の低下(サーマルへの移行) 。
[KIZUNA]
・国内 で資源循環を 完結。
・クローズドリサイクルの実現を図る。

⑤木製パレット(木くず)
[現況]
・バイオマスボイラーの旺盛な需要に 応じて 燃料化中心に処理さ れてきた。
・多くの排出事業者ではサーマルリカバリーが中心となっており、環境負荷の低いマテリアルリサイクル率が低い。
・ 許可品目が木 くず しか無 く 、徹底的な選別がマストとなるため 現場に負担がかかる。
[KIZUNA]
・マテリアルリサイクルとして建材用合板に 処理する技術と競争力を有する 。
・リユース と マテリアルリサイクルの併用で、排出事業者へ選択肢を提供 。

 

■自社ブランド-偽りのない「 ETHICAL PRODUCTS」

 本サービスはサティスファクトリーグループ企画ブランド「ETHICAL PRODUCTS」に属するオリジナルサービスです。環境に対して、社会に対して、顧客に対して、誠実であることを宣言します。

 この資源循環プロジェクト始動にあたり、2020年6月より国内大手企業20社より廃プラスチック34tを回収し、純国産リサイクルスキームによって生まれた99%再生材ごみ袋「FUROSHIKI」を供給しています。

(関連ページ:https://www.sfinter.com/information/post-1914/

 

■ 企業概要

社名:   株式会社サティスファクトリー
所在地:  東京都中央区八丁堀三丁目12番8号 HF八丁堀ビルディング 8F
代表者:  代表取締役会長 小松 武司
設立:   1996年11月
事業内容: 廃棄物管理事業、環境コンサルティング事業、再生可能エネルギー事業
資本金:  1億円
Webサイト:https://www.sfinter.com/

 

■ お問合せ先

株式会社サティスファクトリー
担当: 営業開発部長 羽山 (はやま)、経営企画部 広報担当 椛田 (かばた)
電話: 03-5542-5300
E-mail : consulting@sfinter.com

 

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