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2018.09.21

「海洋資源保全ワークショップ」を開催しました

 

9月18日(火)、日本大学から「チームサステナ」さんをお呼びし
彼らが開発したカードゲーム "Loser of Loser" を弊社の有志社員で行いました。

チームサステナさんとは、朝日新聞社のイベント「2030SDGsを考える」がきっかけで交流が始まりました。
『未来も美味しい魚が食べられる世界にしたい!』という思いで活動している彼らと、
環境問題解決を目指す私たちは意気投合し、今回のワークショップ開催に至りました。

「敗者の中の敗者」とは?

カードゲームの名前"Loser of Loser"は、 「敗者の中の敗者」という意味です。
さて、本当の敗者とは、誰のことなのでしょうか?

ストーリーガイド

ゲームのルールは簡単で、プレイヤーは消費者役となり、太平洋・大西洋・インド洋から魚を購入し
チームで一番多く魚を購入できたプレイヤーが勝者となります。

プレイヤーは魚を購入する際「MSC認証」ラベルのついた手札と
ついていない手札の2種類からプレイヤー自身で選ぶことができます。
「MSC認証」がついていない手札を出すと一度に2~4匹の魚を購入できます。
その反面、資源が枯渇し大不漁に見舞われたり、
海洋資源に大きな負担がかかる仕掛けがあります。
一方の「MSC認証」のない手札を出すと
一度に購入できる魚は1匹ですが、乱獲される心配がありません。

いずれかの海の魚を絶滅させたらゲーム終了、プレイヤーが敗者となります。
しかし、そのプレイヤーだけが敗者なのでしょうか。
実際には、敗者が決まるまでに魚を大量に購入したプレイヤーもいるはず。
それが"Loser of Loser"、つまり「敗者の中の敗者」なのです!
(詳しいルールはこちら)

海洋資源を守りつつ、漁業を行うにはどのような消費者行動が適切か、
ゲームを通して学ぶことができます。

ワークショップ中の1シーン① ワークショップ中の1シーン②

 

MSC認証
MSC認証」は、持続可能な方法で獲られた魚につけられる、海のエコマークです。MSCラベル横
認証のついた魚は、誰がどこでどのように獲った魚かを知ることができます。
しかし認証には様々な規定があり、日本で認証を取得しているのは
わずか3団体にとどまるなどの課題も残ります。

ゲーム終了後は、MSC認証の詳細や海洋資源を守る為に
私たち消費者ができることなどを説明してくださり、
社員からの質問に対しても丁寧に答えてくださいました。

~参加者の声~
・無秩序な漁業が続くと海洋資源の枯渇に繋がることが、ゲームを通して学べた。
・MSC認証についてよく知れた。自分の子どもたちにも伝えていきたい。
・チームワークと海洋資源の保全度が比例しており、
 環境保全には多くの人の協力が必要であることが分かった。

ワークショップ後の1シーン
チームサステナの皆さん、ありがとうございました!
今後の活動も応援しています!