事業者向け環境・廃棄物マネジメントのパイオニアである株式会社サティスファクトリー(本社:東京都中央区、代表取締役:小松武司)は、新型コロナウイルスの収束に伴い問題視されるアクリル板の大量廃棄問題の解決に向け、再資源化事業を全国規模で2023年5月より開始しました。回収効率が悪くリサイクルが難しいとされる中、廃棄物の管理会社が全国の取引先を繋ぐことで、焼却せずに再資源化する選択肢を提供します。
■ 背景|懸念されるアクリル板の大量廃棄
2023年5月8日に、新型コロナウイルスが5類感染症に移行されました。これに伴い、飲食店や事業所で役目を終えた飛沫防止用のアクリル板の大量廃棄が大きな問題となっています。アクリル板は十分な量を確保できれば資源物としてリサイクルできますが、1事業所から出る量は少量であることが多く、回収効率が悪いため廃棄せざるを得ないケースがほとんどです。そのため多くの事業所で廃棄され、全国規模でその多くが焼却処理されることが予想されます。これにより、事業所の産業廃棄物としての費用負担や焼却による環境負荷の増加が懸念されています。
■ 施策|アクリル板を全国規模で再資源化
この度サティスファクトリーでは、全国の廃棄物処理業者のネットワークを活用し、事業所から排出されるアクリル板の再資源化事業を全国規模で開始いたしました。廃棄物の管理会社としてアクリル板の排出事業所を繋ぎ、複数事業所分をまとめて回収できるルートを構築します。これにより、効率の良い回収と量の確保が可能です。回収したアクリル板は破砕して再生原料化し、材料商社と協議しながら用途開発を進めます。この取り組みによって、焼却処理を回避することで環境負荷を低減します。
■ 事例|ロイヤルホールディングス株式会社の挑戦
本事業の先駆けとして施策実行となったのが、ロイヤルホールディングス株式会社様です。外食事業、コントラクト事業、ホテル事業、食品事業の4事業を核に全国に店舗展開している本企業では、これまでも食品ロス削減の取り組みをはじめ、環境対策に積極的に取り組んできました。その中で、さらなる環境負荷低減への貢献を目指し、全国の拠点から出るアクリル板のうち60%を目標に再資源化に挑みます。
■ 展望|企業連携と対象品目の拡大で資源循環の輪を広げる
今後は、より多くの企業に対してアクリル板の資源化を推進してまいります。たとえば、廃棄物処理にお困りのテナントから相談を受けやすい不動産会社やビルの管理会社、管理が難しい多拠点展開している企業などと連携し、各事業所を積極的に繋いで資源循環の輪を広げていきます。
また、事業所から出る廃棄物の中には、本来は再資源化できるのにまだその可能性に気付かれていないものが多く含まれています。これまでサティスファクトリーでは、全国の処理会社とのネットワークや様々なリサイクル手法の選択肢を持つことを強みに、脱炭素を目指す多くの企業とともにプラスチックや木くず、紙製品の再資源化に取り組んできました。各事業所の課題や状況に応じて最適解を提供できる廃棄物の管理会社として、アクリル板に限らず再資源化の実行支援を拡大してまいります。
■ 企業概要|社会を100年先に繋ぐ、環境問題解決企業
会社名 | 株式会社サティスファクトリー |
所在地 | 東京都中央区八丁堀三丁目12番8号HF八丁堀ビルディング8F |
代表者 | 代表取締役 小松 武司 |
設立 | 1996年11月 |
事業内容 | 廃棄物マネジメント事業、環境コンサルティング事業、環境教育事業、
再生可能エネルギー事業、海外事業、再資源化プロダクト事業 |
資本金 | 1億円 |
Webサイト | https://www.sfinter.com/ |
■ お問合せ先
広報担当 : 椛田(かばた)・北澤(きたざわ)
E-mail : consulting@sfinter.com
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