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1.たばこと海洋プラスチック問題の密接な関係
<たばこの吸い殻による環境汚染>
- たばこの吸い殻の3分の2はポイ捨てされているといわれ、路上や側溝から排水を伝って有毒物質が河川や海に流れ込み、生態系に悪影響を与えている。
- 吸い殻に残されたフィルターはプラスチック製で、微小の繊維となって大量に放出される。
- 1年間に製造される約6兆本の内、9割以上にプラスチックフィルターが含まれ、100万トンにのぼる。
→責任の所在は喫煙者だけか?
2.製造販売企業へ対応が求められる
<経緯>
- 2018年10月、欧州議会はEU加盟国にたばこフィルターのプラスチック削減を義務付ける提案を支持。
- しかし、2025年までに50%、2030年までに80%を削減する野心的な目標は退けられた。
- プラスチック削減に代わって導入された規定では、たばこ会社に対する要求が記された。
→適切な「回収」と行動喚起へ
3.排除か、共存か
<考察>
- 特に日本では「拡大生産者責任」が浸透していないので、喫煙者の行動がとりだたされやすい。
- 喫煙所撤去など自治体による喫煙者の行動規制に留まらず、迎え入れる場所づくりも対策となる。
- 適切な喫煙場所の確保は、民間による多目的なサービス提供で維持されるのではないか。
→たばこに限らず、ポイ捨てしてしまう環境は変えられる
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211213脱ポイ捨ての社会創造