食は私たちが健やかに生きるために欠かせません。
生命の維持、病気の予防、老化防止など様々な役割を担っています。
昨今、気候変動が農業生産へ影響を及ぼしており、
馴染みある食材が私たちの食生活から失われようとしています。
生産現場における適応策を本レポートよりご覧ください。
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1.気候変動が与える農作物への影響
<高温障害や豪雨により農作物の品質・収量が低下>
- 気候変動によってゲリラ豪雨・大型台風・暖冬など異常気象が頻発している。
- 日本の気温は100年あたり1.28℃の割合で上昇し、地球温暖化が顕著になってきている。
- 農作物の収量の低下に大きく影響し、水稲では白未熟粒や胴割れ粒の発生・虫害や病害の多発・生育不良が発生、また、青果では、トマト・りんご・ぶどうなどの着色不良が発生している。
→天候に左右されない農作物の生産とは
2.気候変動に対する国の適応策
<農林水産省気候変動適応計画>
- 2018年6月、気候変動適応法の公布で適応策を法制化し、計画的に変化に備える枠組みを決定。
- 2021年5月、生産力向上と持続性の両立を実現させる方針に「みどりの食料システム戦略」を策定。災害や気候変動にも強い持続的な食料システムの構築を目指す。
- 2021年10月には「農林水産省気候変動適応計画」(2018年施行)を改定し、生産安定技術・品種の開発・普及等を推進。
- 生産現場では、新たな資材の導入や管理など、運用負荷の軽減も考慮しなければならない。
→適応策と緩和策の両輪は必須
3.通年で安定栽培が可能な室内工場への期待
<室内工場で生産される野菜・果物>
- 緩和策である温室効果ガスの排出抑制を行わなければ気候変動はさらに悪化しつづける為、適応が追いつかず、または常に対策を見直さなければならず、計画通りに生産できない可能性がある。
- 栽培環境を自動管理で最適化する室内工場『ITグリーンハウス』は生産者の心身負担を軽減し、さらに太陽光など再生可能エネルギーを活用することで、環境負荷の根本的な解決に繋がる。
- 既に室内工場での生産が普及している発芽野菜をはじめ、品種を増やしていくことが期待される。
→農作物の危機をチャンスに
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