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環境 経済 2024.07.24

アグロフォレストリー 生産者の自立と両立

私は、私が愛するオオカミが、自然保護者として重要な役割を担っていることを皆さんに伝えたいと、
当初は「森林保護と野生動物の共生」をテーマにリサーチを進めていました。
森林保全・森林保護・森林再生といった自然を守る施策は人間によって多岐にわたり試されていますが、
人間だけ、動物だけ、植物だけと偏る施策ではなく、それに係るすべての要素が網羅された施策が必要です。

 

そしてレポート作成を進めるうちに、私は根本的な森林破壊の原因を知り、その解決策にも出会いました。
現地に視点を向けると、自然が影響を受けるのは人間活動によるものがほとんどですが、
一生懸命に解決に向けて動いたとて、間接的な支援には限界がある時もあります。

 

どうして自然破壊が繰り返されるのか、自然とそこに住む人々を本当に助けられる支援を
マクロで振り返るきっかけを与えてくれたこのレポートを皆さんにもぜひ見てほしい。

 

ぜひ本レポートをご覧ください。

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1.経済活動と森林保全、どちらのが先か

<熱帯林の破壊による生物多様性の損失>

  • 世界の森林面積は1990-2020年の30年間で1億7800万ha減少している。これは、日本の国土面積の約5倍であり、毎年九州と四国の合計面積約593万haを損失しているのと同じ程度である
  • この要因は、自然の回復力以上に森林資源を過剰利用しているからである。たとえばインドネシアのスマトラ島では、農地の転換や拡大のため1985-2018年にかけて33年間で約59%の森林が消失した
  • 自然資源の搾取により動植物の住処がなくなれば、生物多様性は減少し、私たちは生態系サービスの持続的な恩恵を受けられなくなる

 →大規模な農地転用から脱却、スマトラ島での新たな農法とは

 

2.ありのままの自然に寄り添う森林と共生する農法

<急な傾斜が植栽管理を妨げるスマトラ島で自然の力を模範した人工的な農地を作る>

  • テック大手のソニーグループは、自社の技術を環境問題解決に活かす姿勢から、他3社協働でスマトラ島への協生農法の実証実験を2024年2月に開始
  • 人間では管理が難しい傾斜のある森林で、生態系を壊さず農業地を創り出す検証を始めた。耕さず肥料や農薬も使わない手法で、これまで伐採していた木は守り、生物多様性を回復させることができる
  • しかしせっかく自然を回復させても、現地民の経済活動を優先させざる得ない経済状況や教育機会の不足により森林破壊が繰り返される可能性があるのではないか

 →生産者側が買い手と対等な立場での取引を実現するには

 

3.「自分たちの身は自分で守る」その土台の提供へ

<一方通行の支援で終わらせない生産者の自立支援になる教育の提供>

  • 自然資本を必要とする企業側の需要はなくなるわけではないが、現地人にとって経済を得る方法に選択肢がない
  • 原住民が経済活動を頼る企業へ、双方の利益と自然のバランスを交渉できる知識を得ることでフェアな関係を作ることが理想である
  • 環境活動を行う企業が、現地の人に対して自然回復のノウハウと併せて、持続的な経済活動に必要な教育の機会も提供することが有効である

 →生産国と生産者の持続的な発展には教育が不可欠

 

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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

サティスファクトリーコンテンツ編集部です。 環境のことについて、今できることを考え情報を発信しております。

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