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2019.11.08

映画でSDGsを考える#3「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」

当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。

SDGsとは?

「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」上映会

「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」上映会

10月17日に行った上映会では、
「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。

● 映画情報
「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」
2014年制作/66分/アメリカ 原題:A Film About Coffee

<映画あらすじ>
わたしたちの暮らしに欠かすことが出来なくなった“コーヒー”。
何気ない日常のカップの奥底には、はるかなるコーヒー豆たちの冒険譚が隠されている。
コーヒーが私たちの手元に届けられるまでの物語「Seed to Cup(種からカップまで)」を
美しい映像で綴ったドキュメンタリー。

映画を通じて感じたこと

映画を通じて感じたこと

● 映画に対する社員の声
・コーヒーを大切に飲もうと思った
・何気なく飲んでいるコーヒーはこんなにも多くの苦労がひそんでいるとは…。
・コーヒー農家の収穫費用は重労働からするとあまりにも低賃金

● 映画を通じて考えたSDGs
・現場を支援し、消費者はその対価に見合った金額を支払うことが重要
・コモディティ化された商品の裏側を知ろうとすることが持続可能な消費につながる

● 印象的なセリフ
・「最高のコーヒーには余韻がある」
・「取引だけにとどまらない人間関係を築くことが必要」

一日一杯は飲むという人も多い、私たちに身近な飲み物であるコーヒー。
その1杯が私たちの手元に届くまでに、多くの人の労働と想いがあることを知りました。

身近な商品だからこそ、消費者のわたしたちが適正な金額を仕払って
農園で働く人々や、持続可能なコーヒー生産を促そうとする人々を支援することが大切です。
映画のなかで紹介されていた高品質の「シングルオリジンコーヒー」や、
フェアトレードの商品の商品を購入することを意識することから始められそうです。

映画の中では労働問題や各国間の格差についてそれほど直接は語られませんが、
「コーヒーの奥深さ」というソフトな観点と美しい映像で、
コーヒーをめぐる問題と、私たちにできることを考えさせてくれる映画でした。

シングルオリジンコーヒーって、どこで飲めるの?

シングルオリジンコーヒーって、どこで飲めるの?

映画で紹介されていた「シングルオリジン」のコーヒー。
実際に、どういったところで飲むことができるのでしょうか?

● シングルオリジンコーヒーとは?
シングルオリジンコーヒーは、
農場や生産者、品種や精製方法などをある程度特定できるコーヒーのことです。
よく「ブラジル」「キリマンジャロ」などという銘柄を目にしますが、
シングルオリジンコーヒーは、生産国に加えてより詳しい情報が明らかになっているので、
より生産者の顔が見えやすいコーヒといえます。

● 東京でシングルオリジンコーヒーが楽しめるお店
東京のカフェを選りすぐりで2つご紹介します。

MI CAFETO
ミカフェートは、「コーヒーハンター」で有名な川島 良彰氏によるブランドです。
美味しさはもちろん、サステイナブルな高品質コーヒー生産も目指しています。
2020年までに個々の農園から調達するコーヒー豆の100% を、
ミカフェートのサステイナブルガイドラインに沿って確実に調達し、販売されることをコミットしています。
お店も展開されていて、銀座や六本木、表参道などにカフェがあります。
ミカフェート HP

Fuglen
フグレンは、ノルウェー発祥のマイクロ(小規模)ロースター&カフェです。
世界中の農園から、透明性の高いルートで美味しいコーヒーを仕入れています。
アイスコーヒーの容器に生分解性プラスチックを採用するなど、廃棄物を減らす取組みもしています。
北欧の雰囲気あふれる素敵なお店は、代々木公園と浅草にあります。
Fuglen HP

いまやコンビニで100円でも飲めてしまうコーヒーですが、
シングルオリジンのコーヒーを飲んでみると
その裏にある生産者やお店の苦労と熱意が、より見えてくるかもしれません。

次回の映画

次回の映画

次回は11月に「シード~生命の種~」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。

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