当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2020年12月17日に行った上映会では、
「難民キャンプで暮らしてみたら」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「難民キャンプで暮らしてみたら」
2015年制作/75分/アメリカ
●映画あらすじ
2人のアメリカ人がヨルダンの難民キャンプで1カ月暮らし、難民の日常生活を体験するドキュメンタリー。
シリア難民を受け入れるザータリ難民キャンプは、一時は20万人に達した程の規模。アメリカ人青年2人を中心とした制作チームは世界で初めて国連の許可を受け、キャンプ内にテントを張って難民の生活を体験する。
難民たちが彼らを「隣人」と呼び受け入れていく過程で、祖国シリアでの過酷な体験が語られる。絶望、トラウマ、祖国や家族への思い…そして、それでも生き抜き、周りの助けとなろうとする人々の姿が描かれていく。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
日本では身近で感じにくい難民問題。だからこそ知りたい・学びたい、という声が多くあがりました。
また、学生時代にヨルダンを訪れたことのあるメンバーがおり、実際の体験を聞く機会に出来るのも、大きな決め手でした。
● 映画に対する社員の声
・難民の人たちが、終わりが見えないまま、これほど過酷な状況に置かれているとは想像もしておらず、衝撃を受けた。
・過酷な中でも、自立し、人の役に立とうと取り組む人たちの優しさ・力強さが印象的だった。
・いかに私たち日本人が周りの世界に目を向けていないか、と考えさせられた。
● 映画を通じて考えたSDGs
・「平和と公正をすべての人に」を実現していく困難さと、重要性を強く感じた。
・自分たちは平和な国に生きていると実感すると同時に、平和を維持していくために必要なこととは?と自問した。
・「シリア難民」というくくりではなく、彼らを隣人・友人としてみれば、日本からも支援が届きやすくなるのではないか。
● 印象的なセリフ
「紛争によりインフラは壊滅し、人々は斡旋業者に頼るしかなかった」
「人生があまりにも過酷すぎるから、感情を捨て去るしかない」
「子どもたちにあらゆる知恵をさずけたい」
外務省によれば、ヨルダンに逃れたシリア難民は65万人以上です。生活のあらゆる面で厳しい状況に置かれるなか、新型コロナウイルスの感染拡大が拍車をかけています。学校が休校になり、オンライン環境も整っていないために、将来を担う子供たちが学ぶ機会が奪われています。
日本にいても、彼らに心を寄せることは出来ます。
知ろうとすること、できることを考え行動することが、求められているのではないでしょうか。
次回は1月に「静寂を求めて―癒やしのサイレンス―」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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