当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
11月13日に行った上映会では、
「HAFU ハーフ」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「HAFU ハーフ」
2013年制作/87分/日本
●映画あらすじ
厚生労働省の統計によると47人に1人が日本人と外国人の間に生まれている。
テレビでハーフタレントが多く活躍し、ハーフの友人知人がいる人も多いのではないだろうか。
今や身近な存在になった「ハーフ」。
本作品では、主人公であるハーフたち自身のナレーションやインタビューをもとに
彼らの生い立ちや家族関係、教育、彼らの外見がもたらす様々な体験を知ることができる。
ハーフであるとはどういうことか?日本人であるという意味とは?
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
当社ではベトナム、台湾、トルコなど外国人人材の登用も行っている。
外国人社員やハーフの社員が同世代にいる社員からこの機会に学びたいと強い希望が出た。
ハーフ社員をゲストに招いて鑑賞し、上映後には実体験も交えながらディスカッションを行った。
● 映画に対する社員の声
・登場するハーフたち、彼らに共通するのは幼い時に厳しい境遇があったこと。見た目と言葉で人を判断しない広い心を持ちたいと思った。
・今までハーフの人に対して羨ましさしか感じたことはなかったが、映画を通じてたくさんの悩みや差別があることを知った。
・自分と違うことがあると受け入れられない日本人の特徴をなくせたらと思いました。
● 映画を通じて考えたSDGs
・「不平等をなくす」そのためには、「違いがある」ところに立ち、知ることが大切と感じた。
・これからの日本はもっともっと多様性を意識していく必要があると感じました。
● 印象的なセリフ
「心でつながれる人間と仲良くなればいい」
「みんなと同じになりたかった」
「国籍を失う時には、その国のことを手放す努力をしないといけない」
「日本はゆっくり進むのが一番。速すぎると人がついてこない」
実際に仲間として働いているハーフの社員から、外見に伴う悲喜こもごもな実体験を共有してもらうことで、
身近な問題として意識し、各自が自分たちの言動を顧みることができた。
私たちはハーフの人に対して何気なく「日本語が上手」「箸の使い方が上手」など声掛けしてないだろうか。
悪気はなくとも誉め言葉のつもりでも、言われた側は『あなたは日本人ではない』と受け取ってしまう。
多様化していくこの日本で私たちはその潜在意識から変えていく必要があるのではないだろうか。
次回は12月に「難民キャンプで暮らしてみたら」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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