当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2021年2月18日に行った上映会では、
「1日1ドルで生活」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「1日1ドルで生活
2013年制作/56分/アメリカ
●映画あらすじ
もしあなたが極度の貧困地域に生まれ育ったとしたら、あなたはどのように闘うだろうか?映画『1日1ドルで生活』は、この問いへの答えを探すべく、アメリカから4人の若者たちが中米グアテマラの田舎の貧困地域に赴き、実際に1日1ドルで生活し、貧困から抜け出す方法を探る実践ドキュメンタリーだ。グアテマラの田舎に到着した4人は、56日間を所持金56ドルでどう生き抜き、貧困状態から抜け出だせるのか、その方法を探っていく。
予測不能な世界に生きていることを想定し、毎日均等に1ドルが使えるのではなく、くじ引きでその日使える金額が決まる仕掛けを作り、実践の日々が始まっていく。彼らは、節約の他、現金を生み出すためのビジネスアイデアも実践する。しかし現実は厳しく、空腹や腹痛に苦しみながら、厳しい現実に直面することになる。それでも、20歳の女性ローサや12歳の男の子チノの優しさと強さに触れ、効果的な方法を粘り強く探していく。ザックやクリス達は、果たして「世界は変えられる」と思わせるような結果を出せるのだろうか。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
コロナ禍で大きく価値観が変わる中、「お金で買える幸せとは?」を考えたというメンバーの意見がきっかけで、お金と幸せの関係性を見つめなおす機会にしたいと意見が一致しました。
● 映画に対する社員の声
・環境の重要性を痛感した。その中で小さな変化が大きな効果をもたらすこと、人の繋がりが心を豊かにするのだと感じた。
・12歳で自分の運命を受け入れた少年に心が苦しくなった。貧困問題の実情を深く、リアルに考えることができた。
・貧困は生活や健康だけでなく、精神・価値観をも変えてしまうと痛感した。生活の知恵で暮らしてはいけても、子供の教育や将来の夢など諦めざるを得ない人々が11億人近くいることを、この映画を観て感じてもらえたらと思う。
● 映画を通じて考えたSDGs
・人はみな、幸せになれる権利をもっている
・子供は平等に教育を受け、未来に向かって進むべきである
● 印象的なセリフ
「貧困の原因は人でなく環境である」
「この村の人間を忘れないでほしい、貧困だけでなく、生き抜くために奮闘するぼくらを」
「1人が誰か1人を変えれば世界は変わる」
1日1ドルで生活している人が11億人もいるという現実。
40%の子供が卒業できない事実に、子供の未来をどう考えているのかと浮かんだ疑問も、子供の食費をとるか、教育をとるかの選択肢の前には黙らざるをえない。
貧困により選択肢をもてない子供や女性たち。
病気や緊急事態になすすべもない人たち。
観ていて辛くなるような現実も、映画終盤には希望が示されていて、
困った時の人との繋がりが命や生活を助けあっている。
この映画で、本当に大切なものはなにか、自分の取ってる行動、考え方を見つめなおすいい機会になるのではないでしょうか。
次回は3月に「ソニータ」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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