当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2021年3月18日に行った上映会では、「ソニータ」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「ソニータ」
2015年制作/91分/スイス・ドイツ・イラン
●映画あらすじ
アフガニスタン出身の少女が、難民という厳しい境地でも諦めず、自分の人生をラップに乗せて切り開いた真実のドキュメンタリー。
ラッパーに憧れるソニータは、アフガニスタンのタリバンから逃れイランで暮らしている。お金のために親が決めた結婚に抗い、一時は結婚させられそうになるも、自分の思いを込めたラップがSNSやインターネットを通じて、全世界に広がる。
人権と自己表現について考えさせられる物語。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
● 映画に対する社員の声
・アメリカでラップという自由な音楽が生まれ、アフガニスタンの女の子に届き、その歌がアメリカを含めた世界で広まる自由な歌の“循環”を感じた。
・社会的な内容のラップだが、歌詞の内容が実際に起きていると思うと心が痛む。
・自分の娘をお金のために嫁がせる親の心境はどうなのかと考えさせられた。
● 映画を通じて考えたSDGs
・女の子だからという理由で強制婚をさせる環境があり、日本との違いを改めて理解した。
・「お金のために娘を結婚させる」不平等を生じさせている古い慣習が、家族のつながり・人とのつながりを悪化させ、政治を悪化させている。この悪循環の構図をどのように変化させていけるか考えさせられた。
・「歌手になりたい!」と自分の信念を曲げないで、自由に歌を奏でる様子に勇気が湧いてくる。ひとりの情熱が周囲を動かし、状況を変えることも出来ると学んだ。
● 印象的なセリフ
「子どもに遊ぶ権利はない」
「兄の結婚のために私を嫁に出す」
「同世代の夫婦なんていいな」
舞台となったアフガニスタンやイランでは、日本と全く異なる生活環境があり、子どもを思う親の心の表現も異なってしまうのかもしれません。
しかし、異なる文化や人・風習について知り、興味を持ち、想像することが、同じ世界に生きている私達には必要でしょう。
自分を曲げず、夢を追う勇気を持ち続けるソニータは、彼女の歌と生き方を通して、知ろうとすること・想像することへ私達を導き、私達自身の情熱とは何かを問うているようでもあります。
次回は4月に「プラスチックの海」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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