当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2021年7月14日に行った上映会では、
「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」
2008年制作/87分/アメリカ
●映画あらすじ
40年以上に渡って、ある夫婦の“アートにかける情熱”を追ったドキュメンタリーです。
ハーブとドロシーは、いたって普通の市民であり、
なんと40年間で4,700点以上の現代アート作品を集めていました。
作品集めの基準は、
①自分達のお給料で買える値段であること。
②1LDKのアパートに収まるサイズであること。
なぜ、そこまでアート作品を集めるのか。アートは自分だけのものではなく、
みんなの共有財産だと教えてくれた。観ていて心が“ほっこり”する作品です。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
今回は、普通の人が普通に暮らしながら現代アートを数多く集める事をテーマにした映画です。
過去の作品は社会で問題や課題を解決する内容が多く、意義深い一方、
日常生活からやや離れている面もありました。
しかし、「ハーブ&ドロシー」は普通に暮らしてる日常生活の中に新たな発見や希望がある事を
教えてくれる映画ではないかとディスカッションで声が上がり、決定に至りました。
● 映画に対する社員の声
・40年以上も自分の好きなアート作品を収集に徹底する情熱があり、自分自身の幸せを見つけたい。
・夫婦のお給料で買える範囲内でアート作品を購入しているのを見て、「背伸びをしない」生活を大切にしている姿に安らぎました。
・自分が美術館に行ったら、「有名かどうか」で作品を見てしまいがちなので、夫婦が有名か無名などの先入観を持たずに、心に響く作品を探していることに感心する。
● 映画を通じて考えたSDGs
・誰もが無料で作品を見られるようにしたこと。
・美術館へ寄贈したことによって多種多様な日人々が自由にアートを見て学べるようになりました。
● 印象的なセリフ
「低予算もアートだ!」
「好きなモノを他人に押し付けてはいけない」
「アートはどの文化にも必要な存在」
ハーブとドロシーのアート作品にかけるエネルギーはとてつもなく大きく、
2,000点以上の作品を全米の美術館に寄贈し、40年間で約1億円のお金を掛けて作品を集めていました。
2人の情熱は結果的に、美術館を訪れた全てのみんなが平等に
現代アートを観られる環境を創り出したのです。
美術館や博物館は無料ではなく、たいてい入場料がかかりますよね。
夫婦が寄贈した美術館は無料で入場出来るため、より多くの人に芸術の門戸が開きました。
自分の趣味や興味を極めた先に、明るい希望を生んでいたのです。
“みなさんは人生を掛けて集めたいもの、成し遂げたい事、叶えたい夢はありますか?”
次回は8月に「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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