当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2021年8月18日に行った上映会では、
「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」
2010年制作/83分/ドイツ
●映画あらすじ
「これは第4の革命だ!」
世界では農業、産業、IT革命に続き、第4のエネルギー革命が起きていると考えられています。
東日本大震災が起こる前年の2010年に公開されたこの映画は、
石油資源の脱却から再生可能エネルギーへのシフトに向けたメッセージを私たちに提示しています。
当時の自然エネルギー業界や電気自動車業界が行った普及のはじまりを描きつつ、化石燃料からの切替をポジティブに表現したドキュメンタリー映画です。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
環境問題の分野において、社内では廃棄物に関わるニュースや記事を目にする機会が多いので、
今回は異なるテーマの作品を選択することにしました。
中でも、SDGsでも注目されている再生可能エネルギーに注目し、
ポジティブな方向から知見を深められる本作品に決定しました。
● 映画に対する社員の声
・日本では電気がある生活が当たり前だが、アフリカや電気の乏しい地域で電気を得て、
生活が変わるインパクトが大きいと改めて感じ、電気のある生活を当たり前ではないと再確認した。
・再生可能エネルギー転換のスタート地点が世界各地で全く異なっており、
統一した価値観,ルールが全く異なると学びました。
・石油資源から再生可能エネルギーへの転換には希望があると感じた。
しかし、希望だけではなく、具体的に私たち市民への実利も還元できなければ普及は困難ではないかと考えます。
● 映画を通じて考えたSDGs
・エネルギー転換をすることは、経済や世界を大きく変化させる。
・再生可能エネルギーで地球温暖化による気候変動を防ぐ。
・化石燃料から利益を得ている業界と新規参入をする再生可能エネルギーとの対立関係。
● 印象的なセリフ
「今でも20億人は電気や光のない中で生活している。」
「意識の啓発だけでは人々の指向性は変わらない。価格面でのメリットも必要になる。」
「資源危機で石油業界は潤う。」
本映画では、石油資源から再生可能エネルギーへのシフトに前向きな意見が多く述べられていました。
それと同時に、風力発電等の自然エネルギーで新規参入を狙う業界と既得権益を持つ化石燃料を利用する火力発電等の業界の対立も描かれていました。
しかし、今はパリ協定やSDGsがあるように、環境問題を考える機会が増え、徐々に再生可能エネルギーの認識や理解が広まりつつあります。
例えば、世界のセレブ達に起きた電気自動車購入の流行は、サステナビリティに「スマートさ」「格好良さ」のイメージを付加し、人々の意識を変える一助となったかもしれません。
また、もし化石燃料から造られる電気より自然エネルギーで造られた電気の方がコストが低く魅力的になれば、セレブだけでなく、より多くの人がエネルギー転換を実践出来るようになるでしょう。
私たちの身近に、再生可能エネルギーへのシフトの意欲をかき立てるような、魅力的なサービスや仕掛けがもっと増えていくことで、再生可能エネルギーの利用はさらに浸透し、転換への速度を上げていくことが出来るかもしれません。
次回は9月に「simplife」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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