当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2021年9月15日に行った上映会では、
「simplife」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「simplife」
2017年制作/78分/日本
●映画あらすじ
「シンプルに暮らす」
この映画はアメリカで1990年代から注目されていた「タイニーハウス」に暮らす人々の日常を描いた作品です。タイニーハウスとは小さな家の総称で「身の丈」にあった生活様式を表します。なぜタイニーハウスに暮らし始めるようになったのか?身の丈の暮らしとは?
都市社会で日常生活を送っているとなかなか気付かない価値観に触れることが出来るドキュメンタリー映画です。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
上映作品を決めるミーティングでは、チームメンバーが候補作品を数本ずつ持ち寄ります。今回のチームからは幅広い分野の候補が出揃い、予告を観て絞っていきました。
その中で「自分の生活と紐づけて考えられる作品を観たい」「都市部で暮らしていると気付き難い価値観を知りたい」との意見をきっかけに、本作品への興味が高まり、上映を決定しました。
● 映画に対する社員の声
・引っ越しをしてモノを減らすだけではエネルギー消費をする上で根本的な解決にはならない。
・タイニーハウスで生活が出来るのは、元々お金を持っている人だけではないか?
・必要なモノを取捨選択してシンプルかつミニマムに暮らしてみたい。
● 映画を通じて考えたSDGs
・今本当に必要なモノなのかを判断することで、過剰なエネルギーを減らす事に繋がる。
・自分を幸せにするものを大切にして生活する。
・社会に社会保障制度があってはじめてタイニーハウスが許容される。
● 印象的なセリフ
「小ささにこだわらず、自分に本当に必要なサイズを考えた。」
「タイニーハウスは人生を見つめ直す、シンプルに暮らすキッカケ。」
「自分の時間を大切な人の為に使いたい。」
映画を見た人の中で「モノが溢れている生活に慣れている」という意見がありました。AmazonなどのECサイトを利用した通販販売が世界中で普及し、当たり前のように買い物を楽しむことが出来る反面、私達は必要以上にモノを買い込んでいるのかもしれません。
人によって、身の丈に合うライフスタイルは当然異なります。しかし、注文ボタンを押す前にその商品は自分にとって本当に価値があり、必要なものなのかを吟味することで、自分の身の丈を知る面白さに繋がるのではないでしょうか。吟味した結果、環境負荷が抑えられたり、販売者のこだわりが詰まった一生ものの商品に出会い、生活にちょっとした楽しみや彩りを増やす機会につながるといいですね。
次回は10月21日に上映会を開催する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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