当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2021年10月21日に行った上映会では、
「ザ・テノール 真実の物語」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「ザ・テノール 真実の物語」
2014年制作/121分/日本・韓国
●映画あらすじ
韓国人のベー・チェチョルは繊細で力強い類希な歌声〈リリコ・スピント〉を持つアジア人一番のテノールオペラ歌手として活動していた。そんなある日彼は甲状腺がんにより、自慢の歌声を失ってしまう。彼と親交を深めていた日本人の音楽プロデューサーの沢田は彼に「オペラを諦めてはいけない」と励ます。
声を失いながらも、懸命に努力するチェチョルと家族や友人が支え合う姿に胸を打たれる実話に基づくドキュメンタリー映画です。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
メンバーから幅広い分野の候補がある中で、「自分が心を動かされる作品を観ると、映画に込められた内容を説得力を持って人に伝えられる」という意見が出た為、心を動かされる芸術作品を通して、SDGsを学ぶことが出来る本作品を選出しました。
● 映画に対する社員の声
・周りの人との繋がりが個人の支えになると再認識した。
・歌手と音楽プロデューサーはビジネス関係にもかかわらず、「友人の一人」として主人公を支えていたことに驚き、自分自身にそれが出来るのか考えさせられる。
・(主人公と)同じ状況に自分を投影させると何も出来なくなると考えてしまう。
● 映画を通じて考えたSDGs
・生きていく上での目標や生き甲斐やビジョンを持つことが必要
・日本と韓国の国境を越えた友情のパートナーシップ
・一番身近な人も異国の人でも支え合う力
● 印象的なセリフ
「努力で出来ない事は無い」
「今やらないとずっとやらない」
「何が一番大切で何のために歌うのか」
皆さんはもし、自分の置かれている環境にマイナスな変化があったらどう行動しますか。
ベー・チェチョルさんは自身の努力と周りの人たちの支えがあり、奇跡的に歌を歌えるようになりました。
努力も勿論、重要だと思いますが、国境を越えた絆があったからこそ、チェチョルさんの奇跡が起きたのではないでしょうか。
SDGsの目標のひとつに「パートナーシップで目標を達成しよう」があります。世界の国家間の繋がりは、自分事として想像がつきにくいと思います。
しかし、身近にいる家族や友人、仲間、隣人との関係に目を向け、人との繋がりを再確認し、自分がどのように人と関わりたいかを問い直すことの延長線上に、パートナーシップの実現はあるのかもしれません。
次回は11月に「ザ・ニュー・ブリード」上映会を開催する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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