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1.プラゴミによる海洋汚染と生態環境の悪化が進行している
<マイクロプラスチックビーズの環境に対する影響>
- 世界の海洋プラスチックごみは1.5億トンにのぼり、それらを構成するマイクロプラスチックごみは年間236万トン販売されるマイクロビーズに起因する。 (廃棄量2015年、販売量2016年見込み、JFE テクノリサーチ株式会社による)
- 化粧品含む日用品の多くにマイクロビーズが含まれ、洗い流されて処理段階を経ても直接海に流れ込んでしまっている。
- プラスチックは消化に適さない為、海洋生物が誤嚥して、消化不全や胃潰瘍などを引き起こし、死に至る可能性もある。
→プラゴミ問題へのメーカーの取り組みとは
2.マイクロプラを代替品に置き換える、環境配慮型の化粧品開発
<化粧品メーカーの取り組み>
- 花王グループのカネボウ化粧品は、人と地球にとってより清潔で美しく健やかな暮らしのために環境に配慮した化粧品の製造、販売を行っている。
- プラスチックビーズを環境負荷の低い植物性原料糖に置き換える微生物界面活性剤「MEL-B」を採用。
- 微生物が生産する素材は、まだマイナーで汎用性が低いといわれる。消費者の認知や理解を得ることが難しく販売終了となった商品もすでにある。
→消費者に理解してもらうためには
3.環境配慮の価値に対して消費者理解を得る情報発信
<環境にやさしい商品を選んでもらうために>
- 企業が環境配慮の効果を商品価値として発信する手段に環境ラベルが挙げられるが、基準設定や根拠の公開など運用が難しく強く発信する事が出来ない可能性がある。
- 業界に統一された手法を用いて活発に発信できるようになれば、消費者の購買において選択肢が増えるだろう。
- 例えば非化石成分が「肌に優しい」=「環境にやさしい」といった本質的な価値を連動させる概念の定着で市場は広がる。
→商品価値の理解と共有が広がる“エシカル”商品へ
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