当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2022年4月20日に行った上映会では、
「グリーン・ライ~エコの嘘~」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「The Green Lie 」
2018年制作/97分/オーストリア
●映画あらすじ
「環境に優しい商品」とは何か?
何気ない消費と環境破壊の結びつきを提示したドキュメンタリー。
私たちが購入する「環境に優しい」と謳っている商品は、全て持続可能でエコなのか。
そんな製品の生産現場へ飛び立ち、事実を発掘する作品です。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
あるメンバーから弊社でごみから作ったごみ袋である「FUROSHIKI」や環境意識が高いとされる商品の実態を知りたいという意見が上がりました。その意見に加えて、普段サティスファクトリーの業務で取り扱う廃棄物以外の「環境・エネルギー問題に絡む分野」に触れたいという意見の下、本作品の上映決定に至りました。
● 映画に対する社員の声
・1つの角度からSDGsやサステナビリティを観るのではなく、多角的な角度から観る癖付けをしたい。
・自分が食べているお菓子や日用品を作るために誰かが犠牲になってしまうと知り絶望したが、これからはその危険性を勉強して消費活動を意識する。
・環境に良い認証を作る企業や団体は、リスクを消費者へ提示し責任を持つことが重要だと感じた。
・0か100かの議論ではなく、市民や民族の人権や経済活動、環境保全のバランスの実現を模索したい。
● 映画を通じて考えたSDGs
・サステナビリティという言葉が環境破壊の隠れ蓑になっている
・今一度消費を見直そう
・表面ではなく、裏側を見る重要性
・本当の環境問題を考える
● 印象的なセリフ
「企業や団体の都合のいい認証ラベル」
「私たちはエコの嘘の中で生きている」
「本当のサステナビリティは人権・環境・経済の調和」
「環境や人権は企業のリップサービスではない」
エコだと思っていたパーム油や日用品が、実は生産地の環境を破壊して栽培されていたことが作中で明らかとなりました。
私たち消費者が、表面的な情報を全て信じすぎずに疑問を持つこと。
そうすることで「エコの嘘」を見抜く事が出来ると本作品では提示しています。
持続可能な資源だと企業や団体が主張したとしても疑問を持ち、購入する前に生産地の労働環境や自然環境等について興味を持ち調べることで、「真実」が見えてくるのではないでしょうか。
次回は5月に「プラスチックの海」上映会を開催する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
会社案内
サティスファクトリーの会社案内です。
廃棄物マネジメントを中心に事業詳細や事例をご紹介します。