当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2022年8月17日に行った上映会では、
「ZAN ~ジュゴンが姿を見せるとき~」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「ZAN ~ジュゴンが姿を見せるとき~」2017年制作/73分/日本
●映画あらすじ
ジュゴンとはどのような生き物なのか。答える事が出来る人がどれほどいるのでしょうか。ニュースに取り上げられた沖縄県基地建設とジュゴンの住む自然について考えさせられるドキュメンタリー映画です。自然を守る市民、基地建設を肯定する市民、自然保護団体、研究者などの思いが交錯する中、豊かな自然の中で、自然と共生を見直すきっかけになる作品です。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
海が好きなメンバーが複数おり、海に関係する候補作品があがりました。海洋プラスチック問題に注目するのか、生態系に注目するのか、意見を交わす中で、あるメンバーから日本に住む私達が身近に感じる沖縄県の自然を知りたいと発言したところから、本作品の上映が決定しました。
● 映画に対する社員の声
・ジュゴンや自然環境を守る活動をしている人々のサポートをする事は出来るので、これからは活動団体を調べ行動したい。
・自然の中で生きる私たちが自然を壊す権利は無いと感じた。
・基地建設反対の背景に絶滅危惧種のジュゴンが関係していることを初めて知り、ニュースの背景をよく考えたい。
● 映画を通じて考えたSDGs
・海の生態系は記事やニュースで見聞きするだけではなく、潜ってみないと分からない
・基地建設に伴う地場の経済成長と自然保護の優先順位を考えさせられる
・人間がジュゴンが住めない環境を作り、人間が作った箱の中にジュゴンを入れる矛盾
● 印象的なセリフ
「自然と共生するしか生きていく道はない」
「基地を作ってはダメ、二度と戦争をしてはダメ」
「水族館でしかジュゴンを見られない」
ジュゴンが乱獲されて生息数が減少し、保護に転じたものの絶滅の危機に瀕している歴史が分かりました。基地建設により状況は更に悪化しており、ジュゴンは人間の都合に振り回されたとも言えます。上映後のディスカッションでは「環境保全する上で、人間が不要なのではないか」という意見が出るほど話し合いが活発になりました。
世界中でSDGsと叫ばれている中、自然保護について自分が何を考えどう行動するべきなのか、改めて考えさせられます。
たとえば、個人で考えるだけでなくコミュニティでも話し合う事で、問題意識を共有し、少しでも解決策や打開策を打ち出すことが出来るのではないでしょうか。
次回は9月に「おクジラさま ふたつの正義の物語」上映会を開催する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
会社案内
サティスファクトリーの会社案内です。
廃棄物マネジメントを中心に事業詳細や事例をご紹介します。