当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2022年10月6日に行った上映会では、
「おクジラさま ふたつの正義の物語」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「A Whale of A Tale~おクジラさま ふたつの正義の物語~」2017年制作/96分/日本・アメリカ
●映画あらすじ
イルカ・クジラ漁で有名な和歌山県太地町に、過激な抗議活動で知られるシーシェパードのメンバーがやってきました。地元漁師とシーシェパードに決定的な対立がある中、公民館で両者の話し合いが行われたのでした。
クジラ漁と日本の産業のあり方について考えさせられる映画です。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
この映画を候補に挙げたメンバーが、日本の出来事であるにもかかわらずよく知らない、クジラ漁について知りたいと選定理由を話してくれました。賛同する意見が多く、また、捕鯨問題を家族や友人と共有するきっかけになるという意見もありました。
● 映画に対する社員の声
・クジラ肉以外に美味しい食べ物があればそちらを食べると思う
・捕鯨の賛成/反対について、それぞれのエゴだけでぶつかっている印象を受けた。代替案等を出し、共に問題解決に当たる事は出来なかったのか考えさせられる
・地方創生は全国的な課題であると痛感させられた
● 映画を通じて考えたSDGs
・地域の雇用不安からくる産業の転換が必要
・それぞれの立場の人が異なる「当たり前の価値観」を持っているので尊重しながら議論すべき
・クジラ肉や地域の特産物と言われるものの需要と供給のバランス
● 印象的なセリフ
「日本人のクジラ肉の消費量はハム1枚」
「外国人に言われるから、自分はクジラ肉は食べないけど、捕鯨に賛成している状況がある」
「伝統が悲しむ」
公民館での話し合いではシーシェパードと町の考えが交わらなかったことに、強いインパクトを受けるメンバーが多くいました。その後、両者の話し合いは無く、シーシェパードはクジラ漁反対の活動を続け、町は水族館や研究施設といった漁以外の選択肢を模索したのです。あるメンバーから「お互いのエゴだけでぶつかっている」という意見もあり、歩みよりが無い状態でした。
もう少し早く、クジラを獲る/獲らないという考え方ではなく、第3・第4のクジラとの向き合い方を考えられたら良かったのではないかと筆者は考えています。
皆さんはどう感じるでしょうか。是非一度ご覧ください。
次回は12月に上映会を開催する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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