産業廃棄物広域認定制度は、製造事業者による自主的な回収・リサイクルについて、産業廃棄物処理業の許可を不要とする特例制度です。
2022年には15件が新たに認定されました。2022年に認定された案件では、ヘルメットやハンガーなどのプラスチック製品が含まれています。
この制度とプラスチック資源循環促進法の自主回収・再資源化事業計画の認定は、制度趣旨において共通する部分があります。しかし、産業廃棄物の広域認定制度では、他社製品や一般廃棄物が扱えないなどの差があります。
多様な認定制度とその運用の違いなどに戸惑いもあるでしょう。長期的には制度の簡素化が必要になると思います。
https://www.env.go.jp/recycle/waste/kouiki/jokyo_1.html
<本コラムの執筆者>
佐藤泉法律事務所 弁護士 佐藤 泉
環境関連法を主な専門としております。特に、企業の廃棄物処理法、土壌汚染対策法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法等に関連したコンプライアンス体制の構築、紛争の予防及び解決、契約書作成の支援を行っています。
役職・委員等(任期中)
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