当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。 「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、 サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。
2023年5月11日に行った上映会では、
「コペンハーゲンに山を」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。
●映画情報
「 Making a Mountain」2020年制作/ 51分/デンマーク
●映画あらすじ
デンマークの首都コペンハーゲンにスキーが出来るごみ処理発電所が出来た!
ごみ処理施設をスキーやボルダリングが出来る魅力ある施設へ変貌させた世界初の試みがあった。完成までの過程で、疑問や課題が山積みになるが、難題を乗り越え2019年10月、コペンハーゲンの新たな観光名所「コペンヒル」が誕生する。
●SDGsカテゴリー
● この作品を選んだ理由
ワイン製造や武器ビジネス、環境問題などの候補が上がる中、本作品の予告を観た際に「壮大でワクワクする」と言う声があがりました。また、2023年4月には社内よりコペンハーゲンの実態調査に参加したこともあり、関心を持つメンバーが多く上映が決定いたしました。
● 映画に対する社員の声
・建設に関わる人々が困難に頭を抱えながらも、「コペンヒルが世界中で環境問題を考えるきっかけになればいい」と理想を語る場面が印象的でした。
・環境にお金をかける時代がやってきたと感じた。
・完成までに9年かかり、その分建設に利用した機械などのCo2排出量といった気になる点も多い作品だと感じる。
・コペンヒルは良い点も悪い点も考慮した「持続可能な都市と環境保護の実現」を促進する先行例だと考える。
・10年先の未来が気になる。
● 印象的なセリフ
「持続可能な都市を創る事は夢ではない!」
「世界の政治家は考えるべきだ。ごみをそのまま捨てるか、リサイクル出来ないから新しいエネルギーを造るのか」
「世界がごみ問題と向き合う」
「妥協したら失敗する」
「未来は変えられるという可能性」
2チームに分かれてディスカッションを行い、キャッチコピーを考えました。
「持続可能な都市を「そうぞう」させるモデルケース、コペンヒル」
近づきたくない場所を魅力的な場所に変えようとする強い意思を建築家やデザイナー、工事の施工者達は持っていました。一方、コストや継続的利用などの点で課題を抱えているのも事実です。ポジティブな側面とネガティブな側面両方が世界に先駆けた手本となり、次に向けた想像や創造につながるでしょう。
「サスティナブルな未来都市?」
スキーも出来るランドマークが出来ましたが、工事に9年の歳月がかかりCO2の排出も多かったのではないかと一部疑問が残りました。レジャー施設とごみ処理施設の融合はそもそもサスティナブルなのか、と読み手に投げかけたいと考えたのです。
キャッチコピーが気になった皆さんはぜひ一度本作品をご覧ください。
次回は6月15日に「ザ・ニュー・ブリード」の上映会を開催します。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。
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