経済活動が生物多様性にどう関わっているのか、これを見える化する一つの施策「TNFD」。
2024年6月時点で104社の日本企業がTNFDに沿った早期開示宣言を行いました。
企業による情報開示が加速する今、知っておきたい「TNFD」の概要や開示推奨項目をお届けします。
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☑ TNFDとは
・ Taskforce on Nature-related Financial Disclosuresの略
・ 自然関連財務情報開示タスクフォースと訳される
・ 2021年6月、各国の大手事業会社や金融機関を中心に企業・機関・団体が参加する国際組織として設立
・ 企業・団体が自身の経済活動による自然環境や生物多様性への影響を評価し、
情報開示する枠組みの構築を目指す
☑ TCFDとの関わり
・ TNFDに先んじて2015年に設立された「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」
・ TCFDは、気候関連の財務情報を報告するための枠組みであることに対して、
TNFDは、生物多様性の観点でより広範囲の財務情報の開示を求める
☑ 提言されている4つの開示推奨項目
① ガバナンス
自然関連の依存、インパクト、リスクと機会の組織によるガバナンスの開示
② 戦略
自然関連の依存、インパクト、リスクと機会が、
組織のビジネスモデル、 戦略、財務計画に与えるインパクトについて、
そのような情報が重要である場合は開示
③ リスクとインパクトの管理
組織が自然関連の依存、インパクト、リスクと機会を特定し、
評価し、優先順位付けし、監視するために使用しているプロセスを説明
④ 測定指標とターゲット
マテリアルな自然関連の依存、インパクト、リスクと機会を評価し、
管理するために使用している測定指標とターゲットを開示
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以上「TNFD」についてちょこっと紹介しました。
今後も随時発表される情報に目を向け、情報開示の波に乗り遅れないようにしましょう。
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