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映画 2024.07.03

映画でSDGsを考える# 51「ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡」

 

映画でSDGsを考える

当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。

チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。 「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、 サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。

SDGsとは?

「ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡」上映会

2024年6月13日に行った上映会では、「ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。

●映画情報

「ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡」2011年制作/ 98分/イギリス・ブラジル

●映画あらすじ

有名な現代芸術家であるヴィック・ムニーズは、ブラジルの世界最大ごみ処理場で、“カタドール”といわれるリサイクル可能な素材を拾い集める人々をモデルにしたアート作品を制作する。カタドールたちが拾ったモノからアート作品を作る過程を通じて、「これからどうなりたいか」という正直な気持ちに目を向け始めた。

アートが現実社会や人々を変える力を示したドキュメンタリー映画です。

●SDGsカテゴリー

映画を通じて感じたこと 

● この作品を選んだ理由

廃棄物マネジメントや廃棄物を活用した環境コンサルティングに携わる私たちにとって、アートという廃棄物から遠い視点で観たら知らない側面を発見でき、面白いのではないかと考え、上映決定に至りました。

● 社員が考える映画のポイント

・先入観によって観え方が変わる。

・現実逃避ではなく、別世界に触れてみることの大切さを認識した。

・「作り手が何を考え、どう行動した結果、どう変化したのか?」と目まぐるしく変化する作品。

・他人から認められ称えられることでその後の人生が大きく変わる。

● 印象的なセリフ

「近づくと素材、遠ざかると背景が見える」

「手を汚して働け、稼げるなら汚れてもいいだろう」

「It could be me」

「99は100じゃない」

「1つくらい構わないではない」

この作品のキャッチコピー

今期(2023年12月~2024年8月)のディスカッションでは「今後の自分たちの行動変容や周囲への発信につながる言葉」をテーマにキャッチコピーを考えています。

「現代アートがわかる固定概念を破壊する映画」

回収から制作までのプロセスを観ることで、ヴィック・ムニーズの現代アートの価値が分かるようになった、とディスカッションで盛り上がりました。

アート作品の制作に関わったカタドールたちが自らの可能性を発見したように、私たちも作品を観たことをきっかけに、固定概念を壊せると考えたのです。

「能動的情報収集」

ごみ処理場以外の世界を知りカタドールたちは、自身の正直な気持ちに気付き、向き合うことで、薬局の事務員になったり、レストランビジネスを立ち上げる、などの行動を起こしました。

人生を変える・考え方を変えるために、今私たちにできることは何かと考え、「自分の意志で情報を取りにいく」ことが、大きな一歩となるのではないかと話し合いました。

「ゴミが“アート”と“勇気”に」

当事者のカタドールたちが拾ったごみをアート作品として制作したことで、その後の彼らの行動変容に繋がりました。彼らはヴィック・ムニーズと出会い、創造的な活動を通して、新しい世界を体感し、自分の信じた行動を貫く決断をしました。

私たちも、ごみに新たな価値を与え、その価値を提示していく存在になりたいという思いを込めています。

 

映画レビュー

次回の映画

次回は、7月に「simplife」の上映会を開催します。

どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。

 

 

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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

サティスファクトリーコンテンツ編集部です。 環境のことについて、今できることを考え情報を発信しております。

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