2024年4月に可決された「生物多様性増進活動促進法」。
このページではそんな新たな法律の概要をミニ知識としてお届けします。
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☑ 生物多様性増進活動促進法とは
・ 2024年4月に国会で可決され成立
・ 企業による生物多様性の保全地域「自然共生サイト」の認定を法制化
・ 自然共生サイトとは、陸と海の30%保全(30by30)に貢献する地域のこと
・ 企業が所有・管理する緑地など、民間と連携した自然環境保全(OECM)地域も範囲
・ 認定された地域は、国により順次、国連のOECMにも登録される
☑ 30by30とは
・ 2030年までに国土の30%以上を 自然環境エリアとして保全しようとする目標
・ 2021年6月に英国で開催されたG7サミットにて約束された
・ 「監視カメラの設置台数の増加」「巡回パトロールの強化」「啓発活動」などを実施
参考: https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/
☑ 検討されているインセンティブ
・ 自然共生サイトを保有する実施主体に対して認定証を発行
生物多様性の価値等が記載される予定で、TNFD開示でビジネス機会創出の可能性が見込まれる
・ 経済的・人的・技術的な支援者に対して支援証明証を発行
TNFDへの対応等に活用できるよう設計される
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以上、「生物多様性増進活動促進法」についてちょこっとご紹介しました。
企業が生物多様性に与える影響の情報開示も、ますます求められるかもしれません。
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