「食品ロス」という言葉、ニュースでもひんぱんに取り上げられるようになり、
今ではよく聞く言葉になりました。
食品ロスは生産業や外食産業から出るものというイメージがありますが、実は食品ロスは家庭からも出ています。
私たちは日ごろ、毎日の生活のために食材を購入しますが、同じものを購入してしまったり、
うっかりしているうちに賞味期限が切れて処分してしまうことがありますよね。
賞味期限内であっても、見た目で傷んでいるような気がした場合は、廃棄してしまうこともあると思います。
これらの積み重ねで、家庭から出ている食品廃棄は282万トン、全体の約半分を占めています。
皆さんの冷蔵庫にはどんな食材が入っていますか?
気がついたら消費期限が切れていたなんて事も珍しくないと思います。
しかし、それが冷蔵庫にどれだけ入っているかは分かりません。
一体、家庭の冷蔵庫にはどのくらいの食品ロスが潜んでいるのでしょうか。
今回はサティスファクトリー社員の家の冷蔵庫に消費期限、賞味期限切れの食材が
どれだけあるかを調査しました。
賞味期限切れの品目3品をピックアップした結果、
・つぼ漬/赤しば漬 (2019.5.2まで)
・納豆 (2019.5.12まで)
・胡麻ドレッシング (2019.2.8まで)
がありました。
上記3品目のにおいを嗅いでみた結果、特に変わりはなく、そのまま使ってしまっても問題はないのではないかと感じました。
※個人的な感想です
ほとんど料理はしないため、冷蔵庫の中には食材が多く入ってはいませんでした。
それでも、あまり使わない調味料や比較的賞味期限の早い納豆、食べきれずに残ってしまっているお新香などがありました。
上の写真が冷蔵庫やキッチンの中にある調味料や食品を全て並べたものになります。
なんと、全部で57個ありました。
上記食料57個のうち、約半数の24個が賞味期限切れでした。
賞味期限が切れているものは、ほとんど調味料類でした。
醤油やソースなど、2年前に賞味期限が切れてしまっているものもありました。
賞味期限切れの品目5品をピックアップしてみると、
・シーザーサラダ用ドレッシング (2018.12まで)
・コブサラダ用ドレッシング(2019.10まで)2017.10
・青じそドレッシング(2018.5まで)
・醤油 (2017.12まで)
・みりん(2018.11まで)
このようにソースドレッシングが多く、8品目ありました。
調味料など、使う用途が限られてしまっているものの賞味期限切れが多い傾向がありました。
また、ドレッシング類のにおいをそれぞれ嗅いでみましたが、特に購入時と変わりはなく、味も大きく変わりありませんでした。
使用による問題はないのではないか、個人的には感じました。
一人暮しの社員2名の賞味期限切れの食料に共通していることは、調味料類が賞味期限切れになっていることです。
これは料理で使用するために調味料を買っても使い切れないケースが多いのではないでしょうか。
購入する調味料のサイズがより選べるようになれば、使い切れる分だけ買えるようになるかもしれません。
また、具体的な解決策としては
・食品の買いすぎに気をつける
→一度にたくさん買いすぎると全てを消費することができず廃棄することになってしまう食材も増えてしまいます。
・残ってしまった食材は違う料理に使う
→万が一残ってしまっても冷凍や冷蔵で保存しておくことで別の料理に使用することができます。
・冷蔵庫に調味料在庫や賞味期限を書けるようなメモやボードを貼っておく。
→冷蔵庫を開けて調べなくても一目瞭然でわかるため管理がしやすいです。
上記のような解決策は、忙しい方でも普段から取り入れやすいのではないかと思います。
今回調査をしてみた私たちも、冷蔵庫の食品ロスを減らすために、
・食品の買いすぎに気をつける
・買いすぎてしまった食品も消費できるよう、料理のレパートリーを増やす
といった取り組みを始めていきます。
個人での食品ロス対策は、今日から実践できます。
①冷蔵庫の中身をチェックしてから買い物に行く
②同じ食品が複数ある場合は古いものを使い終わってから新しいものを補充する
③食べきれる量の食材の購入を心がける
④野菜の皮を厚く剥かないように心がける
また、食品ロス対策は節約にも繋がります。
個人で食品ロス対策をするというと難しく感じてしまうかもしれませんが、
食品ロス対策をする事で節約もできるとなると、よりモチベーションも上がり、行動が起こしやすくなりますよね。
食べ物を大切に扱う事を意識すれば、
自然と食品ロスを防ぐ事や節約ができるのではないでしょうか。
みなさんも是非冷蔵庫の中身を見てみてください。
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