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神津島村のゴミ、粗大ゴミ、産業廃棄物の処理|地域毎のゴミ処理について

神津島村は、東京都心から南に178kmのところに位置する、伊豆諸島の島々からなります。ダイバーや釣り人には知られた村で、豊かな自然環境に囲まれています。神津島村港周辺では、村役場、小中学校、飲食店、商店などが集まっており、普段の生活に困ることはないでしょう。東京都心とは、高速ジェット船や大型客船、飛行機で結ばれており、静岡県にもアクセスできるため、遠出や買い物に出かけることができます。

今回は神津島村で暮らすにあたって知っておきたい、ごみ・資源の分け方・出し方について紹介します。これから島で暮らす方は、ぜひ参考にしてください。

神津島村のゴミ処理の実情

神津島村では、年間1,957トン(2017年度)のゴミや資源が排出されています。1人1日あたりに換算すると2,828グラムになります。これは、東京都の平均885グラムを大きく上回っており、削減が求められています。

ゴミ減量の取り組み

神津島村のゴミの大部分は家庭から出る燃えるごみです。なかでも、容器包装が多く、循環型社会を形成するためには、ゴミの減量と資源化が必要です。ただし、島内ではリサイクルできる品目に限りがあるため、島外との連携が重要となっています。

そのため、島嶼地域における循環型ごみ処理システムを構築し、焼却灰や処理後のばいじんを同じ伊豆諸島の大島にある、大島一般廃棄物管理型最終処分場に搬出しています。また、資源ゴミは高齢者がきれいに洗って、リサイクル品として島外に出荷しています。

今後は、島外に搬出する必要があるダンボールや紙類の回収・リサイクルを含め、東京都や他の伊豆諸島の島々、処理業者と環境整備を進めてごみの減量化を目指しています。

神津島村の一般家庭から出されるゴミの処理方法

神津島村の家庭から排出されるごみ・資源は、収集されるもの・持ち込みが必要なもの・リサイクルが必要なものに分けられます。ここでは、分別ルールや排出時の注意点について紹介します。

収集される一般廃棄物の回収・処理方法

家庭から出るごみ・資源は、適切に分別して収集日当日の朝9時までに出してください。

収集可燃ごみ

可燃ごみは、月曜日・水曜日・金曜日に収集があります。

可燃ごみとして排出できるのは、生ごみ・紙類・食品トレイ・発泡スチロール・軟質プラスチック・せん定枝・ぬいぐるみ・クッション・菓子の袋・アルミ箔・紙おむつ・ペットボトルのキャップなどです。

排出するときは、必ずゴミ袋に入れてください。枝などは太さ5センチメートル・長さ50センチメートル・束ねた直径が20センチメートル以内にまとめてください。ゴミ袋に入らなかったり、既定のサイズにまとめられないものは、持込ゴミとして処理する必要があります。

収集不燃ごみ

不燃ごみは、木曜日に収集があります。

不燃ごみとして排出できるのは、ガラス・陶器・鍋・剃刀・包丁・ペン類・ドライヤー・硬質プラスチックなど小型家電・針や釘などです。

資源ごみと同日に収集がありますが、排出時にはゴミ袋を分けて排出してください。

資源ごみ

資源ごみは、木曜日に収集があります。

資源ごみとして排出できるのは、空き缶・缶詰の缶・ビン類・ペットボトル・カセットボンベ・スプレー缶などです。

ペットボトルは、ラベルはそのままに、キャップは外して排出してください。ドレッシングの蓋や、注ぎ口はできる限り外しておいてください。缶・ビン・ペットボトルは、なかを洗ってから排出してください。カセットボンベ・スプレー缶は、中身を使い切ってから、穴をあけて出してください。

有害ごみ

有害ごみは、木曜日に収集があります。

有害ごみとして排出できるのは、電池・蛍光管・電球などです。

有害ごみは、ゴミステーションの備え付けの入れて物に入れてください。有害ごみは島内で処分ができないため、業者に委託して処理を行っています。不燃ごみや資源ごみを混ぜずに、しっかり分別して排出してください。

拠点回収

牛乳パック・スマホ・ガラ携・タブレットは、役場で拠点回収が行われています。

牛乳パックは、よく洗浄して切り開いて持ち込んでください。

持込ゴミの処分

神津島村では、粗大ごみ・家電リサイクル対象品などの家電については、清掃センターに持ち込むことで処分することができます。

粗大ごみは、ゴミ袋に入らない大きなごみです。たとえば、タンス・自転車・カーペット・マットレス・布団・扇風機・空気清浄機・炊飯器・ピアノ・油缶などが該当します。布団・毛布・マットレス・カーペットなどは、1メートル以下にカットしてから持ち込んでください。また、油缶類は、空にしたうえでよく洗浄しましょう。

家電リサイクル対象品は、家電リサイクル法で定められているテレビ・洗濯機・洗濯乾燥機・冷蔵庫・冷凍庫・エアコンなどを指します。これらは、(有)丸甚運送または(有)丸源に依頼して処分します。郵便局でリサイクル券を購入してから、それぞれの引き取り先に持ち込んでください。

小型家電リサイクル法で定められたパソコンやモニターについては、製造メーカーまたはパソコン3R推進センターに連絡してリサイクルしてください。

神津島村の事業活動から出されるゴミの処理方法

事業活動から排出される廃棄物の処理は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(通称、廃棄物処理法)」によって事業者自らの責任で適正に処理することが定められています。一般的な事業者は、法律に沿って自己処理を行える施設や設備を持っていないため、専門業者に処理を委託します。ただし、委託できるのは、自治体が認可を出した業者に限られます。

事業活動から排出された廃棄物は、廃棄物処理法で産業廃棄物と、それ以外の事業系一般廃棄物に分けられます。産業廃棄物は、東京都の管轄なので、東京都から許可をもらった業者に委託してください。事業系一般廃棄物は、各市町村が条例や処理計画などを立てて、総括的に処理する必要があるため、神津島村に処理方法を問い合わせてください。

まとめ

今回は、神津村島で暮らすうえで欠かせない、ゴミ・資源の分け方・出し方について紹介しました。神津村島のごみ排出量は、東京都内でも特に排出量が多いため、島民の協力が必要です。ごみになる容器包装類はできるだけ使用せず、ごみの発生を抑制しましょう。また、資源になる物を適切に分別すれば、資源化を促進してごみを減らすことができます。

今回の記事を参考に、正しくごみと資源を分別して、神津島村の美しい自然環境を守りましょう。

※当記事は公開当初の情報に基づき執筆しております。(最新の情報は行政HPをご確認ください。)

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